8/10/2021_雑記

その考えが浅いか深いかにかかわらず、いろいろ考えてしまって結局なにもしない(できない)ということに対してどうすればよいかという選択肢の数はきっとそう多くはないんだろうけれども、じゃあ、その選択肢のなかから自分ができるものを選べばそれで済む話なのかなと思うと、どの選択肢も実践するのは決して簡単なことではないから、結局そこでもなにも選べなくて、なにもしない(できない)で終わっちゃう。これが長期化すると、うつ病に近い状態になる――と、うぶでナルシシズムに満ちた文章はもう書きたくなくて(これは、上のような文章を書く人がみんなうぶでナルシシズムに浸っているのだーということを言ってるわけじゃなくて、あくまでもわたしの場合はっていう感じです)。

10年前なら、上のような言い方とは違ったかもしれないけれども、そういったことを書いて自分の精神を穏やかにしてたかもしれない。けれど、それなりに生きて、その「それなりに」という言葉を使ってしまうことそれ自体がまだまだ自分が未熟であることを意味してるってこともわかってきて、そして、なにより、世界には当然ながらいろんな人がいて、さまざまな考えや意思をもって毎日を生きていて、それらの集合が社会であって、となると、やっぱりそう簡単になにかを発言する気にはなれなくなってくる。それでも、なにも言いたくないという気分ってわけでもないし、気分とか関係なく、言いたいことは山ほどある。

なんか、そういう言いたいことを小説のかたちで表現できたらいいなと思いながら、こういうことを書いてます。訓練といいますか、そんな感じです。